オーストラリアの農業の中で人気のあるバナナの仕事したいけど辛いハンピングはしたくないと考えている男性諸君、ご安心を。
※物価の高いオーストラリアでワーホリ労働者は高い賃金を求めバナナ農家に就きたがる人が多い
ハンパー経験のある方ならわかると思いますが、重いバナナを持てるようになる瞬間はいきなり訪れるのです。
私の場合は、ジェイムスというイングランド人に「肩にのっけて運ぶとき(両手は使わず)右手だけ使いなよ」と言われたのがきっかけでした。
こんな重いバナナを片手だけでなんてあり得ないと疑いつつも実際試してみると
こりゃいい!!
この持ち方は首と肩を柔軟に使えるため、自分の身体にうまい具合にフィットし両手で支えるときよりもかなり楽に感じるのです。
これが「ハマった」と私が勝手に言っている状態です。
この「ハマった」状態に入ると、腕の力はいらなくなるので誰でも持てるようになるというのが小柄な私の持論です。
逆に、大柄の外人でもこの「ハマった」状態を知らずに腕の力だけで持とうとすると、最初は鼻高々と涼しい顔していますが、大体午後あたりに顔がひきつっています。
みなさんがバナナを運ぶときにも、ぜひ勇気を持って片手を離して試してほしいです。
←「ハマった」状態の人たち。 にしても左はクレイジー(笑) |
私はバナナ農家が恐れる水虫にかかりました。
これからバナナを始める方やバナナを育てる方は知っておくべき悪魔の水虫。
「ティニア」
そう呼ばれる悪魔の存在に気づいたのは私が仕事後ソックスと作業用ブーツを脱ぎスリッパに履き替えたときでした。
ニキビのような赤いできものを発見した私はすぐにそれが何だか分かりました。
なぜならバナナ農家はその悪魔の存在を知らせるポスターを工場のいたるところに貼りまくっているからです。
「ソックスは午前と午後で履き替えましょう」
「休憩中は長靴を干しましょう」
みたいな感じで。
バナナ農家はそれほど「ティニア」を恐れているし、かかる従業員が多いのです。
ただ、私はこのとき少し痒いだけだし、ティニアと言ってもそんなたいしたことないだろうと
この一粒の赤いできものをなめていました。
この日が私と「ティニア」の初めての出逢いでした。
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