バナナ生活を始めて初めての土日。
バナナを運ぶ生活が始まってから初めての休日は最初から飲みに行くことに決めていました。
あと、バナナから少しでも離れたいと。
オーストラリアの農家は基本的に土日は働きません。その代わり土日に働くと給料が約1.5倍になります。(通常時給が20ドル、土日30ドルといった感じ)
そのため私のようなワーホリの労働者は土日に働く方も少なくありません。
さて、土曜日を向かえて早速昼間っからビールを飲みにバーへむかいました。バーには私と同じようなワーホリで集まってきたバナナ労働者がたくさんおり、とても居心地がよかったのを覚えています。
労働の苦労をともにした仲間との酒はうまく、また同じワーホリの労働者とも意気投合してビールを飲んでいたところで別の団体が喧嘩を初めていることに気がついたのです。
そこで喧嘩をしていたのは
ヨーロッパ軍団 VS 地元アボリジニ軍団
そこにはひ弱な日本人が仲裁できる気配などなく、喧嘩というより殺し合いが始まりそうな雰囲気がありました。
影に隠れつつ、喧嘩を見ているとグラスは割れるわ、テーブルはひっくり返るわと本気の殴り合いで格闘技を観戦するよりもアツくなったのを覚えています。
そんな喧嘩の結果はアボリジニの圧勝。
バーの店長に聞いたところによるとよく海外労働者とアボリジニの喧嘩は起こるそうですが、地元アボリジニが負けたのを見たことがないそうです。
というのもアボリジニたちは生まれた時からバナナ労働で鍛えられており、肉体がアスリート並みに引き締まっているのです。
そんな彼らにはヨーロッパのいかつい男たちでさえかなわないんだとか。。。
僕にはヨーロッパの労働者も強そうに見えたので、一方的に殴られる姿は悲惨でしたね。。。
アボリジニは気性があらいため一度喧嘩が始まるとボッコボコししてしまうそうで、その時も救急車が来てました。
ある意味早い段階でアボリジニの強さを知ったこといい経験になりました。
絶対に歯向かわないでおこうと決心した週末になりました。
アボリジニに歯向かうくらいならどんなに重いバナナにも耐えられるだろうと。
カートリー・ビール
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